2011年9月29日木曜日

私たちはなにげなく差し込むコンセントのむこう側の世界を想像しなければなりません」

 私たちは自分の生きる場で、この声に応えていきましょう!

ハイロアクション福島原発 「9.19 さようなら原発・武藤類子さんスピーチ」より抜粋) 

「3.11原発事故を境に、その風景に、目には見えない放射能が降りそそぎ、私たちはヒバクシャとなりました。大混乱の中で、私たちには様々なことが起こ りました。すばやく張りめぐらされた安全キャンペーンと不安のはざまで、引き裂かれていく人と人とのつながり。地域で、職場で、学校で、家庭の中で、どれ だけの人々が悩み悲しんだことでしょう。毎日、毎日、否応無くせまられる決断。「逃げる、逃げない?食べる、食べない?洗濯物を外に干す、干さない?子ど もにマスクをさせる、させない?畑をたがやす、たがやさない?なにかに物申す、だまる?」様々な苦渋の選択がありました。

そして、今、 半年という月日の中で、次第に鮮明になってきたことは「真実は隠されるのだ、国は国民を守らないのだ、事故はいまだに終わらないのだ、福島県民は核の実験 材料にされるのだ、ばくだいな放射性のゴミは残るのだ、大きな犠牲の上になお、原発を推進しようとする勢力があるのだ、私たちは棄てられたのだ」。

私たちは疲れとやりきれない悲しみに深いため息をつきます。でも口をついて出てくる言葉は、「私たちをばかにするな」「私たちの命を奪うな」です。福島県 民は今、怒りと悲しみの中から静かに立ち上がっています。子どもたちを守ろうと、母親が父親が、おばあちゃんがおじいちゃんが、自分たちの未来を奪われま いと若い世代が、大量の被曝にさらされながら、事故処理にたずさわる原発従事者を助けようと、労働者たちが、土を汚された絶望の中から農民たちが、放射能 によるあらたな差別と分断を生むまいと、障がいを持った人々が、ひとりひとりの市民が、国と東電の責任を問い続けています。そして、原発はもういらないと 声をあげています。私たちは今、静かに怒りを燃やす東北の鬼です。

もうひとつ、お話したいことがあります。それは私たち自身の生き方・ 暮らし方です。 私たちは、なにげなく差し込むコンセントのむこう側の世界を、想像しなければなりません。便利さや発展が、差別と犠牲の上に成り立ってい る事に思いをはせなければなりません。原発はその向こうにあるのです。

人類は、地球に生きるただ一種類の生き物にすぎません。自らの種 族の未来を奪う生き物がほかにいるでしょうか。私はこの地球という美しい星と調和したまっとうな生き物として生きたいです。ささやかでも、エネルギーを大 事に使い、工夫に満ちた、豊かで創造的な暮らしを紡いでいきたいです。

どうしたら原発と対極にある新しい世界を作っていけるのか。誰に も明確な答えはわかりません。できうることは、誰かが決めた事に従うのではなく、ひとりひとりが、本当に本当に本気で、自分の頭で考え、確かに目を見開 き、自分ができることを決断し、行動することだと思うのです。ひとりひとりにその力があることを思いだしましょう。私たちは誰でも変わる勇気を持っていま す。奪われてきた自信を取り戻しましょう。そして、つながること。原発をなお進めようとする力が、垂直にそびえる壁ならば、限りなく横にひろがり、つなが り続けていくことが、私たちの力です。」
スピーチ全文をyutubeで!(以下)

2011年9月20日火曜日

9/19 さよなら原発1000万人アクション東京

6万人の人々が参加、脱原発の声を上げました。
この闘いに続こう!

2011年9月15日木曜日

9月定例学習会のお知らせ

9月定例学習会を9月28日(水)に行います。
詳しくは、メールでお問い合わせください。
d.g.tokushima.netwrok@gmail.com

2011年9月14日水曜日

脱原発市民ネットワーク徳島
〜いのち・自然・くらしと原発を考える〜


趣意書
2011年3月11日、福島第1原子力発電所で最悪の事故が発生しました。
放射性物質が海や大気、土壌などに放出され、福島県をはじめ近隣地域に深刻な汚染をもたらし、農業・漁業・畜産業などを破壊し、地域社会と家族を分断しています。いまだ収束のめどは立たず、放射能汚染は広範囲・長期にわたっていることから、たくさんの被曝労働者を生み出し、同時に食べ物を通して、すべての人々の内部被曝も始まっています。
放射性物質は、生命体とは相いれず、しかも生態系を通して生体内に濃縮されていきます。そのため多くのいのちの芽が奪われます。また、その汚染は、めぐりめぐって私たちの体内に取り込まれ、その影響は未来を担う世代に特に強く影響します。
私たちは、いのち・自然・くらしを守り、持続可能な平和な社会を創るため、脱原発を目的に「脱原発市民ネットワーク徳島」を設立します。
2011年8月26日

<目的>
・すべての原発を停止させ、持続可能な自然エネルギーへの政策転換を求めて行く。
・原発事故や汚染をこれ以上起こさせないよう、監視する。
・原発を推進した国、電力会社、マスコミ、労組に反省を促す。
・被曝労働者の実態を明らかにする。
・電力会社による一方的「原発賛美教育」の学校現場への持ち込みに反対する。
・原発コストと電力料金のカラクリを明らかにする。
・地域への放射能汚染物質の持ち込みに反対する。
・食品の安全性の確保を求めて行く。
・学校給食と食品汚染を考える。
<活動>
・反原発の学習会や講演会を行う。
・原発の問題点を知らせる。
・さよなら原発1000万人アクションに賛同し、署名活動・集会を行う。
・脱原発を求める多くの市民・団体と連携する。
・地産地消を進める。


大切な食べもの・いのち・自然・くらしを守るため、未来の世代のために、脱原発市民ネットワーク徳島に参加しませんか....

連絡先:d.g.tokushima.netwrok@gmail.comまで